QRコードリーダ「aPOT-003」

USBカメラを利用したパソコン専用のQRコードリーダです。
操作は底面の四角い窓にQRコードシンボルが入るように置き上部トリガボタンを押すだけ、非常に簡単です。読み取ったデータ
はキーボードからの入力と同じように扱われ、実行中のア プリケーションに送られます。 シンボルデータをスクリプトやコマンドとして実行する機能を備えており、暗号化データにも対応しています。
付属のアプリケーション開発者向けのActiveXコントロールを使用すれば、読み取りデータやリーダの状態、リーダから送られてくる画像の取得することも可能です。
QRコードリーダ aPOT-003

販売価格 14,000(税別)

動作環境

対応OS
日本語Windows 7、8、8.1、10(64bit版でも動作可能)
対応PC
PC/AT互換機(DOS/V機)、USB2.0ポートを装備した機種
CPU
Intel Pentium4 1.4GHz以上(2.4GHz以上を推奨)
メモリ
128MB以上を推奨
ハードディスク
30MB以上の空き容量
備考
画像の解析・デコードはPCのCPUで行います。
PC1台に付き使用できるリーダは1台のみです。

スペック

ハードウェア(カメラ)

インターフェース
USB規格2.0準拠
(ドライバはOS標準のものを使用)
画素数
30万画素(VGA 640×480ピクセル)
電源
DC5V(USBポートより供給)
外形寸法
幅54×高さ78×奥行54mm
読み取り視野
横38×縦50mm
USBケーブル長
約1.5m
本体質量
約400g(ケーブルを除く)

読み取り能力

シンボル種別
  • ・QRコード モデル2(モデル1、マイクロQRコード、他の1次元、2次元シンボルには対応していません)
  • ・分割されたシンボルは、全て読み取ってからデータを連結して出力することが可能です。
  • ・FNC1モードを使用したシンボルは読み取れません
  • ・ECIモードを使用したシンボルは、ECIインジケーターを無視して読み取ります。
シンボルサイズ
  • 25mm×25mm(周囲マージンを含む)
セルサイズ
  • 0.25mm(0.3mm以上を推奨)
型番(バージョン)
  • 最大20(16以下を推奨)

機能・特徴

ダイアログウィンドウによる簡単設定

動作設定はダイアログより容易に行なえます
aPOT-003設定ダイアログ画像

ソフトウェアキーボードウェッジ

  • 読み取ったシンボルデータは仮想シリアルポートなどを介さずに直接アプリケーションにキー入力データとして送られます。
  • キー入力データはテキストエディタをはじめワープロ、表計算などあらゆるアプリケーションへ正確に送ることができます。
  • 漢字、半角カタカナにも対応しています。
  • 設定によりデータ終端に[Enter]、または[Tab]を追加することができます。
  • ウィンドウタイトルにより特定のウィンドウをフォアグラウンドに移動し、そこへキーデータを送信することも可能です。

アプリケーションとの連携

  • 専用ActiveXコントロールによりVisual Basic(VBAを含む)で開発されたアプリケーションと簡単に連係できます。
  • データ読み取りをイベントとして通知、ボタンクリック時などと同じようにイベントハンドラ内にコードを記述し実行させることができます。
  • シンボル情報(データや型番)は、イベントハンドラのパラメータとして渡されます。
  • カメラの接続、取り外しもイベントとして通知されます。
  • 撮影中画像を取り込むコントロールも用意しており、任意のタイミングで撮影画像をファイルに保存することも可能です。ウィンドウタイトルにより特定のウィンドウをフォアグラウンドに移動し、そこへキーデータを送信することも可能です。

暗号化シンボルに対応

  • Camellia(カメリア)を利用した独自フォーマットの暗号化データに対応しています。
  • あらかじめパスワードを設定しておくことで自動的に解読を行います。
  • 前述のActiveXコントロールによってもパスワードを設定することができます。
  • 暗号化データのQRコードシンボルは、サイテック社『QR Code Editor』や『QR Code Label Control』によって簡単に作成できます。
  • 氏名などの個人情報を第三者に読み取られないようにしたり、有効期限などのデータ改ざん防止にも使えます。
  • 暗号化データのフォーマットについてはこちらをご覧ください。

独自機能シンボルデータ

シンボルデータの先頭に識別子文字列を加えることで以下のような動作をさせることができます。
識別子
動作
解説
%CMD%
コマンドの実行
プログラムを起動、またはプログラムと関連付けられた拡張子を持つファイルを開きます。
%VBS%
スクリプトの実行
シンボルデータをVBScriptとして実行させることができます。
※仕様、構成部品などを予告なく変更することがございます。また、商品の色合いは、実物とは多少異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。